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フォーチュン氏を呼べ [ホームズ&ライヴァルたち]

論創社から「ホームズのライヴァルたち」の第2弾として出版されたのは、H.C.ベイリーの「フォーチュン氏を呼べ」Call Mr. Fortuneです。


レジナルド・フォーチュンが初めて活躍するこの第1短編集、「クイーンの定員」にも選ばれている短編集だけあって、傑作と名高いです。

ベイリーは「イギリス本格派ビッグ・ファイブ」の1人ですが(後の4人はセイヤーズ、クリスティー、フリーマン、クロフツ)、日本に紹介されているのはほとんど中短編だけあって、なじみの薄い方がほとんどではないでしょうか?
もっとも、紹介されている作品は厳選されているだけあって、評価は高い作家です。
創元推理文庫が約30年前に出した「シャーロック・ホームズのライヴァルたち」のシリーズにも「フォーチュン氏の事件簿」が出版されています。
この日本で独自に編纂された短編集に収録されている作品は、「フォーチュン氏を呼べ」と作品が全く重なっていないので、持っていない方は両方買ってもお得です。

フォーチュン氏の事件簿

フォーチュン氏の事件簿

  • 作者: H.C.ベイリー
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 1977/09
  • メディア: 文庫


他に、「世界短編傑作集5」にある『黄色いなめくじ』という短編は、江戸川乱歩が絶賛した作品。


これら中短編を上回る出来の長編も少なくないようですが、残念ながらほとんど邦訳されていません。
数年前に出版された『死者の靴』Dead Man's Shoesはフォーチュン氏物ではなく、弁護士ジョシュア・クランク物。
しかしながら、ただでさえなじみの薄い作家なのに、「ジョシュア・クランク」と言われても、読者にはピンと来なかったかもしれませんね。
「世界ミステリ作家事典」によると、フォーチュン氏物の長編では"Black Land, White Land"が最高傑作の呼び声が高いようなので、これを機会にベイリーの長編もどんどん翻訳されるといいですね。

死者の靴

死者の靴

  • 作者: H.C. ベイリー
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2000/08
  • メディア: 文庫



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コメント 4

Ayu

こんにちは、ご無沙汰しています☆
いつの間にかW杯仕様になっていますね、格好いい!
開幕間近ということでワタシも楽しみにしている今日このごろです♪

さて、この度、Blogをお引っ越ししたので、そのご連絡に参りました^ ^;;
(旧Blogからはリンクしていないので…)
新しいアドレスは
http://adzclover.blogspot.com/
になります。よろしければ遊びに来て頂けると泣いて喜びます(笑)。
by Ayu (2006-06-04 20:14) 

すえぞう

初めまして。「おひまつぶし」というブログをやっている、すえぞうと申します。
自分も、小学校のころに読んだ「シャーロック・ホームズの冒険」が忘れられず、生活が落ち着いた最近になって、ミステリーに入門しようとしております。
自分のブログでは、ホームズ・パスティシュの感想なども書いておりますので、宜しければお暇つぶしに遊びに来てください。
宜しくお願いいたします。
by すえぞう (2006-06-06 00:21) 

ecco

200nice!おめでとうございます~☆☆
もうすぐW杯開幕ですね~~
さあ。
寝不足覚悟でどれだけ見られるかしら~~~^^
by ecco (2006-06-09 21:00) 

Yuseum

>Ayuさん、お引っ越し報告ありがとうございます。
 早速遊びに行きます。
>すえぞうさん、初めまして。
 僕も小学校の時に読んだホームズ作品が元で、今はこんなことやっていますf^_^;
>eccoさん、早速のコメントありがとうございます。
 最近夜寝るのが早いから、 W杯ちゃんと見られるか(^◇^;)
by Yuseum (2006-06-09 21:05) 

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