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新しい「オリエント急行殺人事件」 [アガサ・クリスティー]

およそ1年ぶりのブログ更新[たらーっ(汗)]


それはさておき[ドコモポイント]

ケネス・ブラナーが監督・主演を務め、ハリウッドを代表する豪華俳優陣で映画化された『オリエント急行殺人事件』が、いよいよ日本でも公開されますね[カチンコ]




クリスティーの作品についてはこれまでにも何度も映像化されてはいますが、今回はハリウッドの大作映画ということで、原作についても今年になって新訳が複数刊行されるなど、色々賑わっています[本]

今回の映画は原作を結構脚色しているようなので、原作は読まずに映画をまず堪能して、その後から興味があれば原作に立ち返る、という考えももちろんあります。

一方、原作を先に読んでおく(もしくは再読する)ことで、謎解きのためのエネルギーを省略できるので、余ったそのエネルギーは、原作と映画の違いを考えたり、映画でしか得られない映像の迫力などを楽しむために使えるアガサ・クリスティ・ファンクラブのメルマガ「グリーンウェイ・ハウス通信」(No.107)より抜粋)から、先に原作を読んでから映画を観に行った方が良い、というご提案もあります。


いずれにしろ、今回の映画をより楽しむために、ここでは原作や過去の映像作品などを簡単にご紹介してみます。
なお、ここでは翻訳の善し悪しについては言及しませんので、あしからず[ふらふら]


1)原作の翻訳本
IMG_1994.jpg
(写真)私の持っている原作本など

まずは、早川書房のクリスティー文庫です。

オリエント急行の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

オリエント急行の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

  • 作者: アガサ クリスティー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2011/04/05
  • メディア: 文庫
<Kindle>
オリエント急行の殺人 (クリスティー文庫)

オリエント急行の殺人 (クリスティー文庫)

  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2011/04/05
  • メディア: Kindle版
クリスティー文庫は今回の映画化に併せて、カバージャケットが新しくなっています。(期間限定?
クリスティー文庫の中でも、『オリエント急行の殺人』は新訳刊行時に期間限定カバーで出版され(上の写真の上段右から3番目)、テレビ・ドラマで三谷幸喜版の『オリエント急行殺人事件』(後述)が放映されたときにカバーが一新され(上段右から2番目)、そして今回と、クリスティー文庫が刊行されて以降この10数年だけでも4回も装丁が変わっており、それだけ人気の高さが伺えます。
なお、クリスティー文庫の旧訳はこちら(上段右から1番目)[左斜め下]
オリエント急行の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

オリエント急行の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

  • 作者: アガサ クリスティー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2003/10/01
  • メディア: 文庫
続いて創元推理文庫(下段右から1番目)
オリエント急行の殺人 (創元推理文庫)

オリエント急行の殺人 (創元推理文庫)

  • 作者: アガサ・クリスティ
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2003/11/09
  • メディア: 文庫
シャーロック・ホームズ研究家としても名高い長沼弘毅氏による訳。1959年初版。
私が最初に読んだ『オリエント急行〜』はこの翻訳本でした。

今年の4月に出た光文社古典新訳文庫(下段右から3番目)
オリエント急行殺人事件 (古典新訳文庫)

オリエント急行殺人事件 (古典新訳文庫)

  • 作者: アガサ・クリスティー
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2017/04/11
  • メディア: 文庫
(現在のところ)栞がついていて、それに登場人物一覧と客車の見取り図が記されているので、それらを確認したいときに便利。

先月出たばかりの角川文庫の新訳。
オリエント急行殺人事件 (角川文庫)

オリエント急行殺人事件 (角川文庫)

  • 作者: アガサ・クリスティ
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2017/11/25
  • メディア: 文庫

私が持っているのは電子書籍版です(上の写真の一番左)
それぞれの訳者あとがきに記されているのですが、光文社古典新訳文庫と角川文庫とではアームストロング大佐のファーストネームを翻訳する際のスタンスが異なるのが興味深いです。

なお、角川文庫の旧訳についてはグーテンベルク21が刊行している以下の電子書籍でも読むことが出来ます。
オリエント急行殺人事件 名探偵ポワロ

オリエント急行殺人事件 名探偵ポワロ

  • 出版社/メーカー: グーテンベルク21
  • 発売日: 2012/12/19
  • メディア: Kindle版
その他にも翻訳本はありますが、現在は絶版なので割愛。

2)原書
原書についても、ペーパーバックなど多々あるとは思いますが、ここでは先月出たばかりのこちらの文庫[左斜め下]をご紹介。
オリエント急行殺人事件 MURDER ON THE ORIENT EXPRESS (KODANSHA ENGLISH LIBRARY)

オリエント急行殺人事件 MURDER ON THE ORIENT EXPRESS (KODANSHA ENGLISH LIBRARY)

  • 作者: アガサ・クリスティ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2017/11/17
  • メディア: 文庫
上の写真(下段右から2番目)にもあるように、文庫サイズの講談社英語文庫。
オビに英語原作を日本語の語注つきで読めるのは本書だけ!と謳っているように、巻末には文中に登場する単語の意味などがかいつまんで掲載されています。
TOEICレベルで450点〜、とのこと。
なお、Twitterで知ったのですが(モダハムさん、ありがとうございます(*'-'*))アガサ・クリスティ・ファンクラブのホームページにある「コンパニオンブック」のリンクからも、"Murder on the Orient Express"の単語集を確認することが出来ます。
こちらの方が、講談社英語文庫の語注より少し詳しめかな。

3)ジュブナイル(少年少女向け)
この分野はあまり詳しくないので、いくつかの羅列でm(__)m

オリエント急行殺人事件 (偕成社文庫)

オリエント急行殺人事件 (偕成社文庫)

  • 作者: アガサ クリスティ
  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 1995/01/01
  • メディア: 単行本
<Kindle> オリエント急行殺人事件 偕成社文庫

オリエント急行殺人事件 (講談社青い鳥文庫)

オリエント急行殺人事件 (講談社青い鳥文庫)

  • 作者: アガサ クリスティ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1999/11/15
  • メディア: 新書
オリエント急行の殺人 (クリスティー・ジュニア・ミステリ 2)

オリエント急行の殺人 (クリスティー・ジュニア・ミステリ 2)

  • 作者: アガサ・クリスティー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2007/12/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

4)映画・ドラマ
まず忘れてはならないのは、シドニー・ルメット監督による1974年の映画。
オリエント急行殺人事件 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

オリエント急行殺人事件 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

  • 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
  • メディア: DVD Audio
ポアロ役はアルバート・フィニー。その他、豪華キャスト揃い[exclamation]
今回の映画もこの映画のリメイクと言われているくらいなので、比較してみるのは面白いことでしょう。

続いて、「名探偵ポワロ」でお馴染み、デヴィド・スーシェがポワロ(熊倉一雄さんが吹替)を演じるドラマ版。
名探偵ポワロ ニュー・シーズン DVD-BOX 4

名探偵ポワロ ニュー・シーズン DVD-BOX 4

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD Audio
拙ブログで散々書いていますが、私はこのドラマ版、好きです[揺れるハート]
確かに全体的なトーンは暗いのですけれど。。。
余談ですが、NHK総合で現在放送されている羽海野チカさん原作のTVアニメ、3月のライオン第2シリーズ第1話(第23話)にて、このスーシェ版『オリエント急行の殺人』と思しき映像が数秒間挿入されていました。
アニメ本編とは全く関係のないもので、アニメの中で将棋名人戦の放送を見るためにテレビをつけたら放送されていた[TV]、という設定。
アニメで描かれた映像は完全にスーシェ版と一致しているわけではありませんが、明らかにスーシェ版のオマージュ。(それも数秒間ながら作りが細かい。)
スーシェ版『オリエント急行の殺人』である必然性はないように思われたのですが、それとも何か深い意味があるのでしょうかφ(゚Д゚ )フムフム…
「名探偵ポワロ」データベース「関連品」でも触れられていますが、ここにも記しておきました。

閑話休題。

3年前に、三谷幸喜氏の脚本で野村萬斎さんがポアロ役(勝呂武尊(すぐろたける)役)他、日本最高のキャスト陣で制作された『オリエント急行殺人事件』も話題になりました。
オリエント急行殺人事件 ブルーレイBOX [Blu-ray]

オリエント急行殺人事件 ブルーレイBOX [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: Blu-ray
第1夜が原作に沿っていて、第2夜は三谷さんオリジナルの脚本で犯人の視点から事件を再構築する、というものでした。
・・・私、三谷さんの作品は結構好きなのですが、これについては、、、(とお茶を濁す。)
(第1夜は冗長だし、第2夜の趣向は面白いけれど、スーシェ版を見た後では、「ある人物の一言」がとても気になった。)

最後に、こちら[左斜め下]の円盤[CD]は現在品切れのようですが一応。
オリエント急行殺人事件~死の片道切符~ [DVD]

オリエント急行殺人事件~死の片道切符~ [DVD]

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD
ポアロ役はアルフレッド・モリナ。
設定を現代に置き換えていましたが、ポアロがパソコンを使っていたということしか覚えていない[あせあせ(飛び散る汗)]

5)オーディオブック
拙ブログでも以前紹介していますが、「名探偵ポワロ」ポワロ役吹替の熊倉一雄さんがお亡くなりになる直前くらいに制作されたオーディオブックがあります。約2時間。

出演:熊倉一雄・根本泰彦・後藤敦・多田野曜平・安原義人・小宮和枝・島美弥子・岡のりこ・渡辺真砂子・川本克彦・きっかわ佳代他

上巻の最後が原作の第二部第12章までに相当します。
朗読ではなく、どちらかと言えばオーディオドラマですね。
原作を適度に端折りながら、話が進行します。

オーディオブックと言えば、私は聴いたことがないのですが、デヴィッド・スーシェ監修のCDと、今回の映画の主役&監督であるケネス・ブラナー監修のCDもあるようなので、そちらも以下に紹介しておきます。

Murder on the Orient Express

Murder on the Orient Express

  • 作者: Agatha Christie
  • 出版社/メーカー: HarperCollins Publishers Ltd
  • 発売日: 2005/06/01
  • メディア: CD

Murder on the Orient Express (Poirot)

Murder on the Orient Express (Poirot)

  • 作者: Agatha Christie
  • 出版社/メーカー: HarperCollins Publishers Ltd
  • 発売日: 2017/11/30
  • メディア: CD
ーーーーーーーーーー

(おまけ)
12月と言えば、AXNミステリーにて12/17〜23まで「アガサ・クリスティーからのXmasプレゼント」と題して、ノンストップでクリスティー三昧。

アガサ・クリスティー そして誰もいなくなった [DVD]

アガサ・クリスティー そして誰もいなくなった [DVD]

  • 出版社/メーカー: NHKエンタープライズ
  • メディア: DVD

拙ブログでも紹介したBBC制作のこちらの作品[左斜め上]オリジナル・ノーカット版で放送…というのも気になりますが。。。
(NHK放映時ではカットされたオープニングのこと? それとも、DVDにもカットされた部分があるの?)

個人的には、『そして誰もいなくなった』の次にBBCが制作した『検察側の証人』(全2話)の日本初放送が気になります。
この原作はクリスティーの傑作の1つで過去にも映像化されており、有名なところではビリー・ワイルダー監督の 情婦 [DVD] という邦題映画があります。
映画は戯曲 検察側の証人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) ( Kindle版 )に沿っていましたが、元は短編集 死の猟犬 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) ( Kindle版 、)に収録された短編小説。
しかしながら、この短編と戯曲では結末が少し異なります。
果たして、今回のドラマは・・・?
今回のドラマに併せた装丁のペーパーバックはこちら[左斜め下]
奇しくも、今回のドラマに出演しているトビー・ジョーンズ(書影の左下)はスーシェ版『オリエント急行の殺人』ではラチェット役でした。
SHERLOCK/シャーロック シーズン4 『臥(ふ)せる探偵』のカルヴァートン・スミス役でもありましたね。)

The Witness for the Prosecution: And Other Stories

The Witness for the Prosecution: And Other Stories

  • 作者: Agatha Christie
  • 出版社/メーカー: HarperCollins Publishers Ltd
  • 発売日: 2016/11/21
  • メディア: ペーパーバック

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TOQ

Yuseumさん、お帰りなさ〜い(と言っていいのかな??)
そうですか「オリエント〜」が再び映画化・・知りませんでしたっっ
クリスティブームが再び到来するのでしょうか。。
ご無沙汰しておりましたが、比較検証の筆は相変わらず冴え渡っていますね♪
再開直後のご訪問&niceをありがとうございました(^^)/
by TOQ (2017-12-03 17:06) 

コースケ

Yuseumさま、こんばんは。
ご無沙汰しております。

最近私もこの映画の公開を知ったのですが、
次作(キャストは未定のようですが)の「ナイルに死す」も制作が決まったようですね。

シネマトゥデイにオリエント急行の殺人最高傑作は?というコラムが掲載されていて、スーシェ版が
ベストとされてましたね。
ご体調等々、大丈夫でしょうか。
また時折ご訪問くださいませ。


by コースケ (2017-12-03 18:26) 

トモミ

お久し振りです!お元気でしたか?
by トモミ (2017-12-04 19:04) 

Yuseum

>TOQさん、こちらこそありがとうございます。
ハリウッド映画化ということで、いつもより少し盛り上がっている感じですね♪

>コースケさん、ご心配ありがとうございます。
体調などはおかげさまでボチボチです(o^-^)
シネマトゥデイの記事は私も読みました。
「ナイルに死す」も楽しみです。

>トモミさん、お久しぶりです。コメント& nice!ありがとうございます。

by Yuseum (2017-12-04 22:15) 

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