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毒入りチョコレート事件【新版】(2012 St.V.D.ver.) [バークリー]



・・・ということで、本日は[黒ハート]
毒入りチョコレート事件(`・ω・´)[失恋][爆弾]

いや、先週の「名探偵ポワロ」『オリエント急行の殺人』日本語吹替版視聴[TV]の感想がまだですが[あせあせ(飛び散る汗)]
実は、「名探偵ポワロ」短編&長編全65作品を見返しているところでして(0ー0
(もちろん、全部を見るには時間がかかりすぎるので、ラストのポワロの謎解きを中心に[CD]

ポワロ作品にも「毒入りチョコレート」出てきますね(!_+)
そして、ポワロがベルギー警察時代の「失敗」を語った短編『チョコレートの箱』(名探偵ポワロ DVD-SET6)「ポアロ登場 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)所収)。

さて。
ミステリにおいて最も有名な「毒入りチョコレート」は、アントニイ・バークリーの表題作でしょう[exclamation×2]
ということで、今日はバレンタインデー[揺れるハート]ですので…(|||゚Д゚)!!!!!!
以下[右斜め下]2009年11月15日に書いたブログ記事を再アップ[ハートたち(複数ハート)]

先日の記事「ジャンピング・ジェニイ」でご案内したとおり、今日のお題はこれ↓

毒入りチョコレート事件【新版】 (創元推理文庫)

毒入りチョコレート事件【新版】 (創元推理文庫)

  • 作者: アントニイ・バークリー
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2009/11/10
  • メディア: 文庫

「毒入り」とも略されることもありますが、Yuseumは「毒チョコ」と略すのが好き( ̄ー ̄)ニヤリ
今回、新版で刊行されたので、エラリー・クイーンの諸作のように、

  • 文字が大きくなった。
  • 差別的な表現の改訂。

以外に何か変わっているかなぁ、と期待したのですが、、、特に大きな改訂はないようですね( ^.^)( -.-)( _ _)
ロジャー・シェリンガムの盟友「モレスビー首席警部」の名字は、最近のシェリンガム譚の翻訳傾向に従って、英語の発音に近い「モーズビー首席警部」にしてほしかったのですが。
"Moresby"という綴りだから、確かにローマ字読みをすれば「モレスビー」ですけれども。
まあ、「ポートモレスビー」の例もあるから、仕方がない(・・)(。。)

Yuseumは約10年前にこの作品を一度読んでいるのですが、そのときは「ロジャー・シェリンガムシリーズの一編」として読んでいなかったので、今回再読した時は彼に注目して読んでみました。

いやぁ、やはり面白かった\(^^@)/

結末は衝撃的なので覚えていましたが、細かい部分は忘れていたので、非常に楽しめました。
この作品は、「毒入りチョコレート事件」という殺人事件に対して、ロジャー・シェリンガムを会長とする「犯罪研究会」の面々が各者各様の推理を披露する、という形式をとっているのですが、これが単に「遠い世界で起こった事件」を推理して楽しんでいるのではなく、「身近で起こった事件」、つまり、犯罪研究会の面々も事件の被害者やそれを取り巻く人たちのことを大なり小なり知っている、というところがミソ。

それにしても、ロジャー(T^T)(笑)
この作品でも、ロジャー・シェリンガムは期待を裏切らない大活躍(?)をしてくれますw

でも、この作品はそこだけが読みどころではなく、(ロジャーの存在感がだんだんなくなるw)ラストが、やっぱりすごいです。
結末を知っていたYuseumも、最後の方では手が汗ばんでくるほどドキドキしましたから[exclamation]
やはり、この作品はバークリーの傑作の一つですね。未読の方は是非[本]

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ロジャー・シェリンガムは面白い探偵だ。(2011/02/14; チョコッと改訂w) [バークリー]

アントニイ・バークリーのロジャー・シェリンガム・シリーズ
未読だった長編3作を、一気に読破しました♪
いやぁ、やっぱりバークリーはいいですねぇヽ(^。^)丿

ここでは、その読書備忘録を残しているわけですが、その前にロジャー・シェリンガムの登場する長編を並べておきましょう。
シェリンガム・シリーズはもちろん各作品を単独で読んでも充分楽しめますが、作品刊行順に読むことで面白さが倍増しますので。。。
  1. レイトン・コートの謎
  2. ウィッチフォード毒殺事件
  3. ロジャー・シェリンガムとヴェインの謎
  4. 絹靴下殺人事件(→2009年5月読破[exclamation]
  5. 毒入りチョコレート事件[NEW]
  6. 第二の銃声[NEW]
    第二の銃声 (創元推理) (創元推理文庫)

    第二の銃声  (創元推理文庫)

    • 作者: アントニイ・バークリー
    • 出版社/メーカー: 東京創元社
    • 発売日: 2011/02/12
    • メディア: 文庫
  7. 最上階の殺人(→2009年5月読破[exclamation]
  8. 地下室の殺人(→2009年5月読破[exclamation]
  9. ジャンピング・ジェニイ[NEW]
  10. パニック・パーティ[NEW](→2010年11月読破[exclamation]

・・・こうして見てみると、曲がりなりにも全ての作品で感想を書いているということは、Yuseum、バークリーが好きなんですねぇ(*^。^*)
探偵ロジャー・シェリンガムの面白いところは、
「必ずしも彼の推理が正しいわけではない」
というところです。
さあ、以下の3作において、ロジャーは成功したのでしょうか? 失敗したのでしょうか?


絹靴下殺人事件 (晶文社ミステリ)

絹靴下殺人事件 (晶文社ミステリ)

  • 作者: アントニイ バークリー
  • 出版社/メーカー: 晶文社
  • 発売日: 2004/02
  • メディア: 単行本
ロンドンに出たまま消息を絶った娘の行方を探す父親の手紙に動かされ、ロジャー・シェリンガムが調べてみると、彼女は絹のストッキングで首を吊って死んでいたことが判明する。しかも、同様の事件が続発していることを知ったシェリンガムは、独自に調査を開始した!
無差別殺人ものですが、幾分地味な感じを受けるのは早々に容疑者が(何人かに)絞られてくるからでしょうか。
もちろん、バークリーらしくそこには「ひねり」が加えられていて、あっ!と驚く真相はあります。
ただ、犯人を指摘するために最後にロジャーがとった方法は、、、これは問題でしょう(@_@;)

この作品もポイントは最後の一文にあります。
是非、前作の『ロジャー・シェリンガムとヴェインの謎』を先に読んでから、本作を読むことをオススメします。

最上階の殺人 (Shinjusha mystery)

最上階の殺人 (Shinjusha mystery)

  • 作者: アントニイ バークリー
  • 出版社/メーカー: 新樹社
  • 発売日: 2001/08
  • メディア: 単行本
薄汚れたアパートの最上階のフラットで老女の絞殺死体が見つかり、室内が荒らされていた。裏庭に面した窓からはロープがぶら下がっていた。スコットランドヤードの捜査に同行したロジャー・シェリンガムは、警察の断定に数々の疑問を持ち、独自の調査を開始するのだが。。。
うん、これは傑作
[exclamation×2]
推理小説として傑作と言うより、小説として一級品ですね。
まさに、
「ううう—うわっははははははは!」な傑作(大爆笑)
惜しむらくは、前半がやや退屈なのですが、これはスコットランド・ヤードの堅実な調査を最初に描くことで、中盤からのロジャーの推理力(あるいは妄想に近い想像力(笑))を際立たせる効果をもたらすから、仕方がないといえば仕方がない(・・)(。。)

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『パニック・パーティ』と『蠅の王』 [バークリー]

パニック・パーティ (ヴィンテージ・ミステリ)

パニック・パーティ (ヴィンテージ・ミステリ)

  • 作者: アントニイ・バークリー
  • 出版社/メーカー: 原書房
  • 発売日: 2010/10/18
  • メディア: 単行本
『パニック・パーティ』読了[exclamation]
Yuseumとしては珍しく1日で読んじゃいました。
(まあ、風邪の具合が大分よくなって暇だったので(∀`*ゞ)エヘヘ)

なるほど、これは推理小説、探偵小説という枠で見れば、これは「失敗作」でしょう。
何しろ、探偵役であるはずのロジャー・シェリンガムは推理を放棄してしまうのだから。
じゃあ、読者が推理できる要素があるか、というと、それもない。
ただ、序文にもあるように、この作品は「『推理』のみを主題とした小説」の「正反対」の作品だから、そういう作品だと割り切って読むべきでしょう。
友人の招きで絶海の孤島にある館へ招待されたシェリンガム一行。最初は和やかだったものの、その友人が「このなかに、殺人者がいる」と発してからは・・・。

前にも述べたように、クリスティーの『そして誰もいなくなった』を彷彿とさせるようなあらすじですが、当たらずとも遠からず。
でも、読み終わった後にまず思い浮かべたのは、こちらの文学作品[左斜め下]
蠅の王 (集英社文庫)

蠅の王 (集英社文庫)

  • 作者: ウィリアム・ゴールディング
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2009/06/26
  • メディア: 文庫
ノーベル文学賞を受賞したゴールディングの代表作と比較するなんて、と思われるかもしれませんが、「無人島で極度の緊張状態に置かれた人々がその本性を徐々に顕していく展開」を記した小説の先駆として、この『パニック・パーティ』を捉える人は海外にもいるようです。

しかしながら、『蠅の王』が悲劇的結末へと落ちていくのに対し、バークリーの『パニック・パーティ』がそれより一歩踏みとどまった感があるのは、やはりシリーズ探偵ロジャー・シェリンガムが主人公の「探偵小説」だからでしょう。
これが「シリーズ探偵」でなければ、別の展開があったのかもしれませんが、いくら暴走しようとシェリンガムはシェリンガム。
一貫して「理性」の側にいる(そして、いざるを得ない)シェリンガムの役回りとしては、自分以上に暴走しようとする周りの人間を制御しようとする「責任者」の立場が適任であり、そんな責任者が存在する限り、いくら事件が勃発しても世界は安全だからです。

ただ、そのせいで作品全体のテーマが中途半端になった感は否めません。
エピローグで「探偵小説」という体裁をかろうじて整えたばかりに、結局、バークリーはこの作品で何をやりたかったのか、が曖昧になってしまいました。
もしかすると、バークリーはもっと実験的な小説を書きたかったのかもしれないけれど、時代(1934年;『蠅の王』発表の実に20年前)のニーズには合わなかったので、それを止めたのかもしれません。

ということで、シェリンガム・シリーズが好きな方にはオススメです[本]

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ジャンピング・ジェニイ [バークリー]

ついに出ます!
アントニイ・バークリーの傑作の1つ、『ジャンピング・ジェニイ』文庫[本]

ジャンピング・ジェニイ (創元推理文庫)

ジャンピング・ジェニイ (創元推理文庫)

  • 作者: アントニイ・バークリー
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2009/10/29
  • メディア: 文庫

 

名探偵ロジャー・シェリンガムが大活躍(?)する、この作品。
シェリンガムについては、「ロジャー・シェリンガムは面白い探偵だ」という記事で紹介しましたが、この面白いシェリンガム・シリーズは、ほとんどすべてがハードカバーだったので、購入に躊躇された方もいるのでは?

Yuseumは 世界探偵小説全集のハードカバー を持っているので、この機会に再読してみました。
前回読んだ時は、探偵ロジャー・シェリンガムのことをよく知らなかったので、時には、
「なんかイヤなやつq( ゚д゚)p」
という印象を受けたりしたこともありましたが、シェリンガム・シリーズのほとんどを読破した今となっては、こう思えてきます。
「まあ、ロジャーだからなぁ( ´−`) しょうがないよf^_^;」

読者にとっては最初にほぼ事件の真相が提示されるので、頭の回転が鋭すぎるがために、逆に「空回り」しているシェリンガムの迷走ぶりを大いに楽しめます[わーい(嬉しい顔)]
でも、読者に対しても「驚き」を用意しているのが、バークリーらしいところで(°0°)

物語の冒頭、史上有名な<殺人者と犠牲者>に扮装した登場人物が次々と登場し、登場人物の本名と扮装した人物の名が入り乱れるので、少々混乱するかもしれませんが、そこを乗り越えれば楽しめると思います(^^)
未読の方は、是非この機会に[るんるん]

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